加納実紀代

加納実紀代

加納実紀代

著書

  1. 『女たちの〈銃後〉』筑摩書房、1987年
  2. 『越えられなかった海峡-女性飛行士朴敬元の生涯』時事通信社、1994年
  3. 『まだ「フェミニズム」がなかったころ』インパクト出版会、1994年
  4. 『女たちの〈銃後〉 増補新版』インパクト出版会、1995年
  5. 『天皇制とジェンダー』インパクト出版会、2002年
  6. 『ひろしま女性平和学試論-核とフェミニズム』ひろしま女性学研究所、2002年
  7. 『戦後史とジェンダー』インパクト出版会、2005年
  8. 『ヒロシマとフクシマのあいだ―ジェンダーの視点から』インパクト出版会、2013年

主要編著書

  1. 『女性と天皇制』思想の科学社、1979年
  2. 『自我の彼方へー近代を超えるフェミニズム』(思想の海へ22)社会評論社、1990年
  3. 『反天皇制-「非国民」「大逆」「不逞」の思想』(思想の海へ16)社会評論社、1990年
  4. 『女たちの視線-生きる場のフェミニズム』(金井淑子共編)社会評論社、1995年
  5. 『母性ファシズム』(ニュー・フェミニズム・レビュー6)学陽書房、1995年
  6. 『性と家族』(コメンタール戦後50年第5巻)社会評論社、1995年
  7. 『写真・絵画集成 国境を越えて』(日本の女たち第3巻)日本図書センター、1996年
  8. 『女がヒロシマを語る』(江刺昭子、関千枝子、堀場清子共編)インパクト出版会、2006年
  9. 『新編 日本のフェミニズム10 女性史・ジェンダー史』(同編集委員会編)岩波書店、2009年

共著

  1. 『占領と性-政策・実態・表象』恵泉女学園平和文化研究所編、インパクト出版会、2007年
  2. 『軍事主義とジェンダー -第二次世界大戦期と現在』敬和学園大学戦争とジェンダー表象研究会編、インパクト出版会、2008年

海外での訳書

  1. 『越えられなかった海峡』韓国、プリワナルゲ、1996年
  2. 『天皇制とジェンダー』韓国、ソミョン出版、2013年
  3. 『戦争と性別-日本の視角』(秋山洋子と共編のアンソロジー。中国・社会科学文研研究社)2007年

加納実紀代インタビュー動画

*一橋大学「ジェンダー研究を継承するプロジェクト」による加納実紀代インタビュー動画(55分)が視聴できます。

加納実紀代の歩み

  1. 1940.7.17
  2. 京城(現ソウル)に生まれる
    陸軍軍人であった父が中国に単身赴任。生後3~4か月の時「内地」に引揚げ、母の実家(香川県坂出 市)に居候
  3. 1944
  4. 父の転勤で広島に移住
  5. 1945.8.6
  6. 広島駅北・二葉の里で被爆、父は職場で被爆死、母の実家に母・兄とともに移住
  7. 1945.12
  8. 善通寺市に転居
  9. 1947
  10. 善通寺中央小学校入学
  11. 1950
  12. 4年生時、腎臓病を患い半年間休学して安静に過ごす
    5年生の一学期から復学
  13. 1953
  14. 善通寺中学校入学
  15. 1955.8
  16. 中学三年生の時、兄と広島第一回原水禁大会に行く
  17. 1956
  18. 善通寺第一高等学校入学
  19. 1958
  20. 渡辺邦男監督『アンコールワット物語 美しき哀愁』を観て東南アジア史を志す
  21. 1958.9
  22. 京都大学文学部東洋史科に入学
    中国人女性から中国語を習う
  23. 1963.3
  24. 「松花江のほとり」という歌を教えてもらったことが銃後史研究の「根っこ」となる
    京都大学文学部卒業
  25. 1965
  26. 中央公論社入社、『暮らしの設計』編集部に所属
    第一次選考小論文のテーマは「『女子学生亡国論』への反論」
  27. 1966
  28. 中央公論社同僚の加納信雄と結婚
  29. 1968
  30. 第一子出産、二重保育を利用して勤務
    中央公論社退社
  31. 1969
  32. アジア・アフリカ語学院に入学。「ゲバルトママ」と呼ばれる
  33. 1970
  34. 第二子出産
    「侵略=差別と闘うアジア婦人会議」に参加、飯島愛子と出会う
  35. 1972
  36. アジア・アフリカ語学院を強制退学となり、パートタイマー(~1979)として働き始める
  37. 1973
  38. パートの低賃金に納得がいかず組合を作り、出産休暇&育児時間を勝ち取る
  39. 1974
  40. 第三子出産
  41. 1975
  42. 石油ショック時「節約生活のハウツー本」編集の仕事を請け負い、国会図書館で「銃後史」に出会う
  43. 1976
  44. 雑誌『思想の科学』に「子持ちパートの自立論」を投稿、原稿依頼が来はじめる
  45. 1977
  46. 国際女性年に平凡社がもろさわようこを中心に新しい日本近代女性史を企画
    加納にも声がかかるが、出版は実現しなかった
  47. 1978
  48. もろさわの編集集団から離脱したメンバー中心に「女たちの現在(いま)を問う会」結成
  49. 1979
  50. 『銃後史ノート』1号発行(手作り200部から出発)
  51. 1981
  52. 川崎市多摩区生田に家を新築し移転する
  53. 1982
  54. 編著書『女性と天皇制』(思想の科学社)
  55. 1985
  56. 『銃後史ノート』第4号の調査過程で朴敬元を知る
    以降10年以上の調査
    JCA出版が『銃後史ノート』の発売元を引き受ける
  57. 1986
  58. 男女雇用機会均等法に疑念、「社縁社会からの総撤退論」(『新地平』)を提起、議論を呼ぶ
  59. 1987
  60. 『銃後史ノート』10号発行で「女たちの現在を問う会」が山川菊栄賞受賞
    『銃後史ノート 戦後篇』1刊行(インパクト出版会)
  61. 1990
  62. 単著『女たちの〈銃後〉』(筑摩書房)
  63. 1991
  64. 神奈川女性史専門委員に『夜明けの航跡 かながわ近代の女たち』(ドメス出版)編集
  65. 1994
  66. 東洋大学非常勤講師(~2003)、この時期、津田塾大学・明治大学でも、雑誌『インパクション』編集委員
  67. 1995
  68. 単著『越えられなかった海峡 女性飛行士・朴敬元の生涯』(時事通信社)
    単著『まだ「フェミニズム」がなかったころ 1970年代を生きる』(インパクト出版会)
  69. 1996
  70. 責任編集『ニューフェミニズムレビュー6 母性ファシズム』(学陽書房)
    「文学史を読みかえる研究会」発起人となる
    『銃後史ノート』終刊
  71. 1997.4~
  72. 共著『女がヒロシマを語る』(インパクト出版会)
    団体旅行で朝鮮民主主義人民共和国に行く
  73. 2000
  74. 月刊家族の巻頭言「ヒロシマとフェミニズム」を1年連載
    「近代日本キリスト教女性史(Ⅱ)研究会」に参加
  75. 2000.11.12
  76. 「ひろしま女性学講座」全5回の講師を務める
  77. 2002
  78. 「女・核・平和―フェミニズムの視点から〈ヒロシマ〉を検証する」に登壇
    夫・加納信雄多発性骨髄腫のため死去
    敬和学園大学特任教授就任
    「敬和学園大学・戦争とジェンダー表象研究会」を組織
    単著『天皇制とジェンダー』(インパクト出版会)
  79. 2003
  80. 単著『ひろしま女性平和学試論』(ひろしま女性学研究所)
  81. 2004
  82. 共著『女性キリスト者と戦争』(行路社)
  83. 2005
  84. 責任編集『文学史を読みかえる7 リブという“革命”―近代の闇をひらく』(インパクト出版会)
  85. 2007
  86. 恵泉女学園大学平和文化研究会共同プロジェクト「連合軍占領期の女性の性に関わる問題―特にRAAに関して」に参加
    新潟県満洲開拓慰霊団参加。大連大学(中国)の「性別研究中心」のシンポジウムの登壇
    単著『戦後史とジェンダー』(インパクト出版会)
    田中利幸教授(広島市立大学)の原爆聞き取りプロジェクトに参加
  87. 2010
  88. 戦争とジェンダー表象研究会編『軍事主義とジェンダー』(インパクト出版会)
  89. 2011
  90. 共著『占領と性―政策・実態・表象』(インパクト出版会)
  91. 2013
  92. “韓日”連帯21第4回シンポジウム(ソウル)に登壇「加害と被害の記憶を越えて」発表
  93. 2014
  94. アメリカのトリニティ・サイト訪問
    敬和学園大学退任。最終講義「カッチャンはなぜ死んだか ヒロシマから考える日本近代」
  95. 2015
  96. 単著『ヒロシマとフクシマのあいだ ジェンダーの視点から』(インパクト出版会)
    2月と5月の二度サイパン・テニアンを訪れる。
    「殉国と黒髪:「サイパン玉砕」神話の背景」(インパクション196号)執筆
  97. 2016
  98. 松井久子監督映画『何を恐れる』に出演
  99. 2018
  100. 「被爆70周年ジェンダー・フォーラム㏌広島」に登壇、「立つ瀬がないー被害/加害の二重性を越える」を発表
    一橋大学「ジェンダー研究を継承するプロジェクト」のインタビューに応じる
  101. 2019.2.22
  102. 肺気腫のため在宅酸素となる
    すい臓ガンの宣告を受ける
    単著『「銃後史」をあるく』(インパクト出版会)
    出版記念会で「『平和』表象としての鳩と折鶴」を講演
    すい臓ガンのため死去